電話をかけたとき、先方のタイミングが悪いときがあります。
このときよく言われるのが「後でかけ直します」という一言です。
「後で」という言い方は曖昧です。
30分後かもしれない。
1時間後かもしれない。
半日後かもしれない。
もっと後かもしれない。
かかってくる電話をひたすら待つのも疲れます。
自分にも予定があるので、じっと待っているわけにもいかないでしょう。
曖昧な言い方をされて、少し困った経験をした人も多いのではないでしょうか。
コーヒーショップに行くと、コーヒー抽出のタイミングと重なり、待たされることがあります。
「ただ今コーヒーを抽出中なので、少しお待ちいただけますか」
タイミングが悪いのは仕方ありませんが、気になるのは待ち時間です。
「もう少し」というのは、どの程度の待ち時間なのか気になります。
1分かもしれない。
10分かもしれない。
1分くらいなら待てても、10分くらいかかるなら、別のお店に行こうと思います。
曖昧な言い方をされて、もやもやした気持ちになった人も多いことでしょう。
こういうとき、できるだけ具体的に時間を言ってもらえると助かります。
「後でかけ直します」という一言は「1時間後にかけ直します」という言い方にすると、わかりやすくなります。
「少しお待ちいただけますか」という一言は「あと3分ほどお待ちいただけますか」という言い方にすると具体的です。
時間を宣言するのは責任が伴って抵抗があるかもしれませんが、正確である必要はありません。
大まかでいいのです。
あくまで目安なので、少しずれるくらいなら問題にはなりません。
「1時間程度」「だいたい3分」という言い方だけで、物事がスムーズになります。
ビジネスではもちろん、プライベートでも心がけておくといいでしょう。
少しでも具体的に言ったほうが相手も助かります。