「なかなかアイデアが出ない」
「よいアイデアが思い浮かばない」
そう嘆いていませんか。
いくら頭をひねっても、なかなかアイデアが出なくて苦しむことがあるでしょう。
悩んでも考えても一向にアイデアが出ず、途方に暮れることもあるはずです。
客観的に見て、ぼんやり過ごしている様子に見えるでしょう。
アイデアが出ないと、どんどん貴重な時間が過ぎていき、いらいらしてきます。
心に余裕がなくなると、ますますアイデアが出にくくなる悪循環になります。
しかし、本当にアイデアは出ていないのでしょうか。
ここで気づいてほしいことがあります。
すでにあなたはアイデアを出しています。
ほんの数分前を思い出してください。
ほんの数分前、きっとあなたは、あるアイデアが一瞬ちらっと思い浮かんだでしょう。
ところが、特に価値を感じなかったので、とっさに無視したでしょう。
「アイデアと言うほどでもない」
「こんな発想はアイデアのうちに入らない」
「くだらないことを考えてしまった」
思いついた瞬間、せっかくのアイデアを心のごみ箱に投げ捨てています。
それがよくありません。
そのアイデアをきちんと紙に書き留め、発展させていけばいいのです。
「アイデアがない」と言っている人の大半は、生活のどこかですでにアイデアを出しています。
たくさんアイデアを出しているのに、真剣に扱っていないだけです。
あるいは、気づいていないだけです。
せっかくアイデアが出ても、無視してしまえば、意味がありません。
大きなアイデア・秀逸なアイデアだけに注目する癖がよくありません。
小さなアイデア・くだらないアイデアにも注目しましょう。
1パーセントでも実現の可能性があるなら、立派なアイデアです。
たった1パーセントでも、知恵と工夫で可能性を大きくできます。
小さなアイデアに注意を向けられるかどうかです。
きちんと自分の発想を振り返れば、意外と普段からアイデアをたくさん出していることに気づけるはずです。
すでに自分は、多くのアイデアを出していることに気づくだけでいい。
すでにあなたは、アイデアを出しているのです。