アイデア力は、いつ鍛えられるのでしょうか。
アイデア力が鍛えられた実感は「アイデアが出たとき」に湧きやすいのではないでしょうか。
頭の中で、さまざまな想像や発想を膨らました結果、アイデアがひらめきます。
「アイデア」という結果が出ると、安心します。
アイデアの大小に関わらず、ひとまずアイデアが出れば、頭をひねった感覚が得られるでしょう。
ひとまず結果が出ているので、前に進んだ実感もあります。
たしかにアイデアという結果が出ているのは、たっぷり頭を働かせた証拠です。
アイデアがたくさん出るにつれて「どんどんアイデア力が鍛えられている!」という実感も湧きやすくなるでしょう。
一方で、アイデアが出なければ、非生産的な時間を過ごしただけのように感じます。
不毛な時間を過ごした気分になり、かえってアイデア力が低下しているように感じることも少なくありません。
しかし、ここに誤解があります。
アイデアが出なくても、想像・発想を膨らませている時点で、アイデア力が鍛えられています。
さまざまなイメージを思い浮かべるとき、想像力が鍛えられています。
さまざまな組み合わせを考えているとき、発想力が鍛えられています。
筋肉を使うことで筋力が鍛えられるように、頭を使うことでアイデア力が鍛えられていきます。
つまり、アイデアを考えるだけで、アイデア力を鍛えるトレーニングになっている。
たとえ結果は出ていなくても、アイデアを考えている時点で、アイデア力が鍛えられているのです。
どんどんアイデアを考えましょう。
アイデアが出ても出なくてもかまいません。
不発に終わっても、落ち込む必要はなし。
結果にとらわれず、とにかく頭を働かせましょう。
「アイデアを出すこと」も大切ですが、まず「アイデアを考えること」が大切です。
「こんなばかなこと考えていいのだろうか」と思うだけでもかまいません。
くだらないアイデアを考えているだけでも、想像力・発想力を働かせることができています。
頭の中は、現実世界より広大な世界が広がっています。
想像力や発想力をたっぷり働かせることで、アイデア力を鍛えていけます。
脳の可能性をもっと引き出すためにも、少しでも頭を働かせる機会を作りましょう。
脳は、筋トレと同じように、使わないと衰えていき、使えば鍛えられていきます。
普段からアイデアを考える習慣を続けていくことで、少しずつアイデア力が鍛えられていきます。