アイデアを出したいとき、まず何から始めますか。
目をつぶり「アイデアが出ろ!」と祈る人もいるかもしれません。
上を向きながら、適当に考え、アイデアを出そうとする人もいるでしょう。
しかし、行き当たりばったりの方法では、思うようにアイデアは出てこないでしょう。
手ぶらのまま、うんうんうなっているだけで、アイデアは出てきません。
念じても祈っても、不毛な時間が過ぎるだけで終わるでしょう。
実際のところ、手元に何もない状態でアイデアを出すのは、不可能ではありませんが、難しいのが現実です。
私たちはすでにたくさんの知識を身につけていますが、普段は忘れているような状態になっていて、すぐ思い出すのは難しい。
天に向かって「早くアイデアが出ろ!」と祈ったところで、不毛な時間になるでしょう。
ネタも何もないまま、アイデアを出そうとするのは、もはや運任せ。
いきなり発想力を働かせて、ぱっとアイデアが浮かぶなら、どれだけ楽でしょうか。
手ぶらでアイデアを出すのは、現実的ではないのです。
思い出してください。
アイデアとは「既存要素の新しい組み合わせ」です。
既存要素があるからこそアイデアが出るのであって、既存要素がなければ、アイデアも出しようがありません。
そこで必要なのが「資料集め」です。
資料を集めることで既存要素が集まり、アイデアが出やすい状態を作り出せます。
アイデアは、資料集めから始めるのが得策です。
たとえば、節約のアイデアを出したいなら、節約に関する資料を集めます。
起業のアイデアを出したいなら、起業に関する資料を集めます。
製品のアイデアを出したいなら、製品に関する資料集めから始めます。
資料になるものなら何でもかまいません。
書籍、雑誌、新聞。
ポスター、カタログ、フライヤー、パンフレット。
図書館を利用すれば、費用を抑えながら資料を集めることができるでしょう。
簡単な情報なら、インターネットが役立ちます。
さまざまな手段を使って、徹底的に資料を集めましょう。
すでに知っていることであっても、資料があれば、思い出す手がかりになります。
関連資料が集まれば、脳内で「発想の化学反応」が起こりやすくなり、アイデアを出しやすくなるのです。
関係資料を集めたら必ずアイデアが出るとは限りませんが、少なくともアイデアが出やすい状態になるのは確実です。
アイデアを出したいなら、まず資料集めに励みましょう。
素晴らしいアイデアを出したいなら、資料集めは必須です。
資料を集めている最中に、アイデアがひらめくことも少なくありません。
立て続けに資料を眺めると、無意識のうちに「既存要素の新しい組み合わせ」が起こるからです。
アイデアを出す第1段階は、資料集めなのです。