アイデアを考える基本の1つ。
それは、逆に考えることです。
アイデアを考えるときは、まず逆に考える発想を身につけてください。
ひねくれた考え方に思えますが誤解です。
逆に考えることは、アイデアを考えるうえで重要な視点の1つです。
もちろん逆に考えたからといって、必ず素晴らしいアイデアが出るとは限りません。
逆に考えても、特別な発想が出なくて、無駄な努力で終わることも少なくありません。
しかし、それでもやはり逆に考えることは、アイデアを考えるうえで重要な視点です。
アイデアを出すには、視点を変える必要があります。
逆に考えることで視点も変わり、違った景色が見えるようになります。
「今まで見えなかった何か」に気づき、思わぬ発想やアイデアにつながる可能性が出てくるのです。
たとえば「どうすれば仕事時間を増やせるか」と考える場面があるとします。
普通に考えるなら「仕事の効率を高める」「隙間時間を見つける」「睡眠を削る」などですが、こういうときこそ逆の発想です。
「そもそも仕事を減らせばいい」と考えます。
仕事を減らしてしまえば、時間を捻出する必要がなくなり、あっさり問題解決ができるでしょう。
仕事の必要性を見直す機会にもなり、ストレス解消にも役立つはずです。
「どうすればコンプレックスを改善できるか」と考えるときも、逆の発想です。
普通に考えるなら「隠す」「ごまかす」「頑張ってトレーニングする」などですが、逆に考えてみましょう。
「コンプレックスは、改善するより生かそう」と考えるのです。
生かせば、コンプレックスはもはやコンプレックスではなくなります。
この考え方は、すべてに応用できます。
「実家に帰るのが面倒くさい」と思ったなら「親がこちらに来てくれればいい」と考えてみます。
「どうすれば高性能のブレーキを作れるか」というテーマは「ブレーキを必要としないシステムを作ればいい」と考えてみます。
「壊れないシステムにするにはどうすればいいか」というテーマは「壊れてもいいようなシステムを作ればいい」と考えてみます。
逆に考えると、意外な突破口が見え、問題がスムーズに解決できる可能性があります。
実現できるかどうかは別として、アイデアのヒントはつかみやすくなるでしょう。
逆に考えるのが難しいなら、斜め45度など、別の角度から考えてみるのも面白い。
豊かな発想をすることで、問題を解決していきます。
たとえ実現できなくても、発想力のトレーニングにはなるので、無駄にはなりません。
アイデアの発想は、逆に考えることから始めたい。
逆に考えるのを習慣にすれば、斬新なアイデアが出やすくなります。