アイデア発想は、アナログとデジタルのどちらが有利でしょうか。
アイデアは「感性」「センス」「インスピレーション」というイメージがあるためでしょうか。
アイデアを考えるとき「アナログのほうがよい」と考える人もいるでしょう。
「メモは手書きのほうが書き留めやすい」
「アナログのほうが発想しやすい」
「とにかく手書きが好き」
どれも一理あるでしょう。
感じ方は人それぞれ。
人によって感じ方が異なるように、アナログが効果的に感じる人もいるはずです。
ここに注意したいポイントがあります。
あらかじめ「アナログと相性がよい」という自覚があるならいいです。
自分の相性がわかっていて、それに従って手段を選んでいます。
しかし、理由もなくアナログ主義になっているなら、見直したほうがいいかもしれません。
アナログとデジタルのどちらが便利かは、人によって変わるからです。
アナログにはアナログのよさがあり、デジタルにはデジタルのよさがあります。
「アナログのメモのほうが便利」という人もいれば「デジタルのメモのほうが便利」という人もいます。
どの手段が便利で使いやすく感じるかは、人それぞれです。
「アナログでなければいけない」と思い込み、むやみにデジタルを排除すると、アイデアの機会損失につながることがあります。
たとえば、メモです。
メモといえば、ペンとメモ帳であり、アナログが定番です。
「手書きのほうが便利」「紙のメモ帳のほうが書きやすい」という人もいるでしょう。
ペンを持ち、メモ帳を開くという一連の動作が、発想力を刺激する人もいるはずです。
アナログのほうが便利で使いやすく感じるなら、アナログを選ぶのが正解です。
一方、デジタルのほうが便利で使いやすい人もいます。
書くより打つほうが早い人もいるでしょう。
タイピングのほうが発想力を刺激して、アイデアを書き留めやすい人もいるでしょう。
デジタルのほうが手応えを感じるなら、アナログの手段にこだわらず、デジタルを利用するのが賢明です。
アイデアを膨らませるときも、同様です。
紙に書いたほうが、アイデアを膨らませやすい人もいるでしょう。
アナログの紙の上に、文字でも絵でも思いのまま。
逆にパソコンのようなデジタル機器のほうが、アイデアを膨らませやすい人もいるでしょう。
パソコンなら文書作成ソフト・表計算ソフトなどがあり、編集や検索が容易になるメリットがあります。
ソフトウェアの中には「マインドマップ」を可能とするソフトウェアもあります。
アナログでは実現しにくいことも、デジタルなら可能です。
検索や編集など、デジタルのほうが簡単で便利というシチュエーションがあるのも事実です。
大切なのは、あなたの感覚です。
自分にとって、アナログとデジタルのどちらが使いやすいか。
思い込みを取り払いましょう。
周りに流されるのでもありません。
自分の感覚に従って、アナログとデジタルを使い分けて利用するのが賢明です。