執筆者:水口貴博

アイデアを出す30の方法

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アイデアを出すなら「質」より「量」を意識しよう。

アイデアを出すなら「質」より「量」を意識しよう。 | アイデアを出す30の方法

アイデアを出すなら、量と質の考え方が大切です。

「アイデアは、質と量のどちらが大切か」

そう聞かれたら、あなたはどう答えますか。

多くの人は「アイデアは質が大切」と考えることが多いのではないでしょうか。

たしかに質が低いアイデアなら、いくつあったところで役立ちません。

質の低いアイデアは、価値がないも同然。

アイデアの数が100あろうと1000あろうと、役立たなければ無意味です。

できるだけ質の高いアイデアのほうが素晴らしいのは間違いありません。

そのため、アイデアを考えるなら、できるだけ質の高いアイデアを考えようと意識する人が多いでしょう。

「1発目から最高のアイデアを出したい」と考える人も多いはず。

質の高いアイデアだけ出していけば、早く仕事が終わります。

ここが重要なポイントです。

アイデアで質が重要なのは事実ですが、最初から質を目指すのはよくありません。

質の高いアイデアは、膨大な量のアイデアがあってこそ生まれるものだからです。

天才でないかぎり、最初から質の高いアイデアを出すのは困難です。

普通の人がアイデアを出そうとすると、最初は常識や先入観にとらわれてしまいます。

常識や先入観にとらわれていると、平凡で当たり前のアイデアしか出てきません。

では、常識や先入観にとらわれないためにはどうすればいいか。

その方法こそ「量」なのです。

最初はとにかく量を意識しましょう。

普通のアイデアでも、変なアイデアでも、くだらないアイデアでもかまいません。

とにかく量を意識しましょう。

出して、出して、出しまくる。

頭の中を空っぽにするようなイメージで、アイデアを出し続けます。

すると、あるときからネタ切れが起こります。

ネタを出し続けるためには、視点や考え方を変えざるを得なくなります。

視点と考え方を変えると、再びアイデアが出るようになります。

ところが視点や考え方を変えたとしても、いつか再びネタ切れになります。

さらにアイデアを出し続けるためには、非常識や異次元で考えなければいけなくなります。

この段階になったとき、素晴らしいアイデアが生まれるのです。

膨大な量のアイデアを出してこそ、質の高いアイデアが出ます。

1,000件以上の特許を取得した発明王エジソンは、膨大な数のアイデアがありました。

エジソンは普段からアイデアをノートに書き留めていましたが、アイデアノートだけで3500冊もあったといわれています。

エジソンは84歳で亡くなっていますが、単純に3500冊を年齢で割ると、年間41冊のペースです。

膨大なアイデアを出したからこそ、その中からえりすぐりのアイデアが誕生したのです。

天才のエジソンでさえ、それだけの量があったのですから、普通の人はなおさら量を意識することです。

「いいアイデアが出ない」と思ったら、言い訳はせず、愚直に量を意識することです。

アイデアが少なくて困ることはあっても、多すぎて困ることはありません。

役立たないアイデアは、不採用にすればいいだけです。

「100のアイデアを出して、素晴らしいアイデアが1つ出ればいい」と考えるくらいがいいでしょう。

アイデアを出して、出して、出しまくる。

量を意識すれば、嫌でも非常識に考えざるを得ない状態に達します。

いいアイデアを出したいなら、まず質より量を意識するのが正解です。

アイデアを出す方法(7)
  • 最初は質より量を意識する。
常識で考えているかぎり、平凡なアイデアは生まれても、斬新なアイデアは生まれない。

アイデアを出す30の方法

  1. 「なんとなく」でアイデアは出ない。
    アイデアを出すには、方法論がある。
  2. アイデアに、センスや才能は必要ない。
    必要なのは、方法と努力。
  3. アイデアとは何か。
  4. アイデアとは、既存要素の新しい組み合わせにすぎない。
  5. アイデアを出す第1段階は、資料集め。
  6. アイデア発想には、基本の5段階がある。
  7. アイデアを出すなら「質」より「量」を意識しよう。
  8. 常識で考えているかぎり、平凡なアイデアは生まれても、斬新なアイデアは生まれない。
  9. アイデアには、好奇心と遊び心が必要。
    ばかになって考えよう。
  10. 「変わり者」と言われることを恐れるな。
  11. 逆に考えるのを習慣にすれば、斬新なアイデアが出やすくなる。
  12. アイデアに必要なのは、記憶力より記録力。
    常に書き留める準備をしておき、最速で書き留めよう。
  13. 最初から根拠を考えない。
    根拠は後から考えよう。
  14. インターネットに依存した情報収集には要注意。
  15. 部屋にこもってばかりでは、よいアイデアは出ない。
    本当のヒントは、外にある。
  16. 明確な目標を決めておこう。
    カラーバス効果によって、アイデアのヒントが見つかりやすくなる。
  17. 何でもヒントにする。
    何でもヒントになる。
  18. ひたすら新しい組み合わせを試し続けるだけでいい。
  19. 制約は、アイデア発想の起爆剤。
  20. アイデアを探すなら、熟読の必要はない。
    見出しやまとめを読むだけで十分。
  21. アイデア発想では、アナログとデジタルのどちらが有利か。
  22. 気分転換やリフレッシュによって、アイデアが促される。
  23. 小さなひらめきを軽視しない。
  24. 1つのアイデアには、100万円の価値がある。
  25. アイデア発想は、苦しむものではなく、楽しむもの。
  26. 最初の形にこだわると、アイデアの発展を妨げる。
  27. 自分の頭だけで考えていると、狭い世界にとらわれる。
  28. アイデアパーソンになったつもりで考えよう。
  29. アイデアがひらめきやすい環境「4B」とは。
  30. アイデアは、実行してこそ意味がある。

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