アイデアを考える基本の1つ。
それは「新しい組み合わせ」です。
既存要素に、別の要素を組み合わせてみましょう。
素晴らしいかどうかは別として、ひとまずこれだけで新しいものが生まれます。
「これだけでいいの?」と思いますが、これだけでいいのです。
そもそもアイデアとは、既存要素の新しい組み合わせにすぎません。
つまり、既存要素に別の要素を組み合わせれば、新しいアイデアを生み出せます。
世の中にある商品・サービスも、既存要素に別の要素を組み合わせたことで誕生しました。
たとえば、鳥と乗り物を組み合わせて「飛行機」が誕生しました。
ベッドと列車を組み合わせて「寝台列車」が誕生しました。
電話とテレビを組み合わせることで「テレビ電話」が誕生しました。
ラジオとテープレコーダーを組み合わせて「ラジカセ」が誕生しました。
紙コップとインスタントラーメンを組み合わせると「カップ麺」が誕生しました。
パソコンと携帯電話を組み合わせて「スマートフォン」が誕生しました。
時計とスマートフォンを組み合わせて「スマートウォッチ」が誕生しました。
2つの要素を組み合わせるのではなく、同時に3つの要素を組み合わせる方法もあります。
たとえば、パンと卵と肉を組み合わせて「ハンバーガー」が誕生しました。
こう考えると、組み合わせ方は無限に存在することがわかるでしょう。
まさしく無限の可能性が広がっているのです。
アイデア発想を極論すれば「ひたすら新しい組み合わせを試していくだけでいい」と言っても過言ではありません。
10パターンでも100パターンでも、新しい組み合わせを試し続けましょう。
ひたすら新しい組み合わせを試していけば、いつか偶然の一致によって「しっくりくる組み合わせ」と出会えます。
違和感がなく、調和した組み合わせです。
そのアイデアを大きく発展させて、形にしていけばいいのです。
アイデアとは、既存要素の新しい組み合わせにすぎないのですから、愚直に新しい組み合わせを試していくことが大切です。
組み合わせ方は自由です。
組み合わせに、意味も根拠も必要ありません。
目星をつけて組み合わせてもいいですが、無作為でもOKです。
適当な組み合わせでもいいので、既存要素に別の要素を組み合わせてみましょう。
適当に辞書を開いて、目に飛び込んできた言葉を使って試す方法でもかまいません。
意味も根拠も不要です。
センスも才能も不要です。
無作為でもかまわないので、ひたすら新しい組み合わせを試していくだけでいいのです。
努力は必要ですが、遅かれ早かれ、確実にアイデアを出せます。