計画的に生きている人は、計画どおりに進まないと気がすみません。
旅行に行くときは、計画をきっちり立てて、実際にそのとおりに動かないと気が進みません。
予定外の出来事が起ころうものならバスの添乗員に「困るではないか!」と怒ります。
直感も何もないため、思ったとおりに進むと思い込み、予定どおりにいかないとすぐいらいらし始めます。
特に時間にシビアな日本人は時間に正確になりすぎていて、予定外の出来事に大変弱い人種になっています。
外国で出版されている本には「日本人は時間にシビアであり、予定外の出来事に大変弱い」と書かれています。
私が同じ日本人として日本人を見ても、たしかに時間に正確になりすぎていて想定外の出来事にとても弱くなっていると感じます。
その点、欧米の人はゆったりのんびり考え、ゆとりがあります。
欧米人には直感的に生きている人が多く、何でも面白く楽しいことに変えます。
私がアメリカに留学していたときも、授業中に教科書から内容がそれて授業が脱線してもそのまま話を進めてしまいます。
想定外の出来事も「1つの出来事」として捉えているのです。
バスの添乗員が「道路が工事中のため、回り道します」と言っても、そうした予定外の出来事を「楽しめる」と心を躍らせます。
結局楽しく感じるのは、心のあり方考え方しだいです。
同じ時間を過ごすなら、いらいらするより楽しく時間を過ごしたいものです。
旅行に限らず、恋人とのデートや人生の中でも予定外のことが起これば、楽しむように考え方を変えるほうがお得なのです。