直感的に生きることは自分に素直になって生きることです。
しかし、注意してほしいのは、だからとはいえ何でもかんでも自分の欲に振り回されて生きることではありません。
直感的な感性を大切にするときに、大切な注意ポイントが1つだけあります。
「気が進むこと」と「欲を満たすこと」は、そっくりではありますが、まったくの別物だということです。
直感に従うというのは、自分が好きだと感じる心に素直になるということです。
たしかに「気が進む」と「欲を満たす」はとても似通っている感覚であり、区別がつきにくいかもしれませんね。
もう少し具体的に細かく言うと、次のようになります。
これらが「好き」という感覚をはじめとした「気が進む」という直感的な感性です。
自分の気持ちにとても素直に正直に感じていますね。
しかし、それに対して「欲を満たす」という感性は次の考え方です。
これらの感情は、欲望を満たすことが第一になっています。
横柄になり、人目を気にしている気持ちです。
直感的でも正直でも素直でもありません。
自分の正直で素直な心で行動することと、自分の欲望に任せて行動することとは、似通っていても実は大きな差があるわけです。
「気が進むこと」を進んでやっていくことも大切ですが「欲に振り回されない」ということを前提にしておくことです。
気が進むことは、欲を満たすこととそっくりですが、わずかな違いを区別できるようになることが感性的になるということです。