物を買おうかどうしようかと迷えば迷うほど、決断できなくなるのが人間です。
考えすぎると欠点ばかりを探し出すようになり、どうも決断しない方向へ偏りがちになります。
迷うことは、直感的ではありません。
「これだ!」という直感は、あるとき瞬間的にぴんとくる感覚です。
迷いに迷ったあげく、ゆっくり「これだな」と直感がくることはないのです。
常に直感は、一瞬の出来事です。
いつも迷うことが習慣になっている人は、直感に正直になって行動しにくいのです。
直感的になるためには、思い切って「迷い」は捨ててしまうことです。
テストでも、最初に1番を選択して、後から不安になって別の選択に変更すると、結局1番が正解ということがあります。
ファースト・インプレッションは、おおむね正しいのです。
将棋の世界でも長時間考える「長考」に入ると、たいていそうなったほうが負けてしまうといわれています。
考えるほど余計に無駄なことを考えるようになり、複雑で混乱してしまうのです。
よく考えすぎると、余計にわからなくなってしまうものなのです。
「迷い」を捨てるというのは、余計なことを考えず、素直に正直に行動するということなのです。