直感が働くその背景には、膨大な過去の記憶があります。
普段は潜在意識の中に埋もれ「忘れてしまっている」と感じています。
しかし、実は忘れてなどおらず、そのときの話を出すと「そんなこともあったな」としっかり「思い出し」ます。
普段思い出せる記憶は、氷山の一角にすぎず、その水面下には膨大な過去の記憶があります。
直感が働くのは過去の水面下に隠れてしまっている膨大な過去の記憶のおかげです。
記憶が失われることなどないことを前提に考えれば、経験は今のうちにするだけしておいたほうが将来のためになります。
人生は選択の連続で、行動しようかどうしようか迷うことばかりです。
わずかなお金や無料で体験できるなら、ためらわずに行動すればいいのです。
経験は、しないくらいなら、したほうがいい。
それにはよい経験も悪い経験も関係ありません。
どちらもあなたの頭の中に過去のデータとして記憶に残り、その記憶が今後の人生のためのよい知恵として働き出してくれます。
よい知識や知恵が得られるのは当然のことながらたくさんのインプットが前提としてあるからです。
たくさん経験して、たくさん勉強をして初めて直感的な感性が得られるのです。
それだけ知識や知恵も働くようになります。
直感が働かない人やぴんと来ない人は、たいてい経験不足であり、勉強不足な人なのです。
経験は、しないくらいなら、しておくようにすることです。
その経験が自分にどう役立つのか、何の意味があるのかは後回しで、とにかくいろいろな経験をしておくほうがいいのです。
よい経験も、悪い経験もあなたの肥やしとなるのです。