「肉体は消耗品」と考えましょう。
もちろん肉体は、物とは違って、新陳代謝があります。
新陳代謝によって、古い細胞と新しい細胞が入れ替わります。
血液によって酸素と栄養が細胞に運ばれ、正常に機能しています。
異物が入り込んできても、免疫機能によって排除します。
けがややけどをしても、自己修復機能によって回復します。
厳密に言うと、消耗品とは異なるかもしれませんが、それでも消耗品という考え方は大切です。
肉体も、物と同じように、寿命があるからです。
今は正常に体が動き、不便はないかもしれませんが、永遠に続くわけではありません。
物を乱暴に扱えば早く消耗するように、肉体も乱暴に扱えば早く消耗します。
逆もあります。
物を丁寧に扱えば消耗が遅くなって長持ちするように、肉体も丁寧に扱えば消耗が遅くなって長持ちします。
長持ちは、あなたの扱い方次第です。
遺伝による影響もありますが、丁寧に肉体を扱うことは、少なくともプラスに働くのは間違いありません。
「肉体は消耗品」という考え方を持ち、丁寧に扱いましょう。
暴飲暴食は、器官や臓器に余計な負荷がかかり、肉体の消耗を早める原因になります。
食事は、よく噛んで、ゆっくり食べましょう。
栄養バランスのよい食事をとり、量は腹八分目を心がけましょう。
定期的な運動も大切です。
運動は消耗を早めそうですが、何もしないでじっとしているほうが、体の衰えが速くなって不調の原因になります。
あくまで適度の範囲なら、運動は消耗を緩やかにする働きがあります。
適度に運動することで、体が丈夫になって長持ちします。
睡眠も大事です。
睡眠は、心身の疲れを回復させる大事な時間です。
新陳代謝もホルモンの分泌も、大半は睡眠中に行われます。
睡眠は、寿命に関係している生活習慣と考えて間違いありません。
昼寝の時間を含め、1日に7時間から9時間の睡眠を心がけましょう。
消耗をゼロにできなくても、減らすことなら可能です。
肉体は、作り直せません。
交換もできません。
あなたの今の肉体が、最初で最後です。
自分の肉体は、この世に1つしかないのですから、十分丁寧に扱うことが大切です。
生きているかぎり「肉体は消耗品」という意識を持ち続けましょう。
普通に生活ができるのは、肉体と健康があるおかげ。
人生を楽しめるのも、肉体と健康があるおかげです。
肉体と健康があるおかげで、遊びも運動も仕事もできます。
「肉体は消耗品」と考え、丁寧に扱ってください。
愛情を注ぎながら大事に丁寧に扱えば、肉体も長持ちします。
健康も寿命も長く続くのです。