勉強、勉強、また勉強。
勉強ばかりしていませんか。
たしかに先入観をなくすためには、勉強が必要不可欠。
知識が偏っていたり不足していたりすると、物事の見方が狭くなるため、先入観を持ってしまいがちです。
学ぶ情報に偏りがあれば、偏見に変わります。
先入観を持ったまま時間が経過すれば、固定観念になります。
先入観をなくしていくには、プラスとマイナス、メリットとデメリットの両方を学んでいくことが大切です。
バランスよく知識を吸収していくことで、先入観だけでなく、偏見や固定観念もなくしていけます。
では、勉強ばかりすればいいかというと、ここがポイントです。
勉強ばかりしているのも問題なのです。
勉強は、あくまで知識のインプット。
インプットばかりでは、それが正しいかどうか検証できません。
学ぶばかりでは、きちんと理解できているのかわからない。
正しいと思い込んでいるだけかもしれません。
勘違いをしたまま理解しているのかもしれません。
インプットだけでは、誤解や勘違いがあっても気づきにくいため、やはり先入観に発展してしまうのです。
そこで大切なのは、アウトプットです。
インプットだけでなく、アウトプットも心がけましょう。
情報を吸収するばかりではなく、外に向けて発表してみるのです。
たとえば、ブログです。
自分が学んだことを、ブログを通して発表してみます。
話題になっている社会問題について意見してみるのもいいでしょう。
本を読んだなら、単純に書評を書いてみるのもよいアイデアです。
無料のブログなら、維持費もかからず、インターネット環境さえあれば、いつでもどこでも投稿できます。
もし誤解や勘違いがあれば、アウトプットをする過程の中で「おかしい」と気づけるので、修正ができます。
時には、読者からのメッセージをもらうこともあるでしょう。
意見やコメントを通して、自分の誤解や勘違いに気づかされることもあります。
家庭教師をやってみるのもよい方法です。
学ぶ側と教える側はまったく違います。
教える側になったとき、物事を見る視点が変わって、自分の理解不足に気づかされることもあるでしょう。
「よく知っている」と思っていても、実際は知っているつもりかもしれません。
「完全に理解している」と思っていても、実際は理解しているつもりだけかもしれません。
アウトプットは、先入観に気づき、改善するチャンスです。
頭の中にある知識をアウトプットすることで、先入観に気づき、なくしていけます。
インプットだけで満足せず、積極的にアウトプットもしていきましょう。