あなたには、外国人の友人が何人いますか。
たくさんいる人もいるでしょうが、1人もいない人も多いのではないでしょうか。
限られた場所、限られた地域、限られた行動パターンでは、なかなか新しい友人を作る機会がありません。
先入観をなくす方法として、外国人の友人を作ってみませんか。
同じ国の人と接するのもいいですが、人種が同じであるかぎり、文化・常識・礼儀作法などの共通部分が目立ちます。
共通部分が多いから居心地がよく感じますが、それではなかなか知識の幅が限られます。
偏った考えがあっても、解消されにくくなります。
だからこそ、外国人と接してみたい。
外国人なら、人種や国籍が違うので、生まれも育ちも大きく変わります。
文化・常識・礼儀作法など、基本的な部分が異なるため、接することで多くのギャップを知ることができるでしょう。
「知識だけで知っている外国人の印象」と「実際に接して知る外国人の印象」は違います。
やはり直接接したほうが、より具体的で正確な印象を理解できるでしょう。
「先入観のとおり」と思うことがある一方で「先入観と違っていた」と思うことも多くあるはずです。
外国人と話していると、お互いの常識や価値観が違うことに気づけるでしょう。
国籍が変わると、生まれ育った文化背景が変わるため、常識も価値観も変わります。
自分たちでは普通と思うことでも、外国人と接していると、ところどころに相違点があることに気づきます。
外国人と接するうえで大切なのは「まず違いを受け入れる」ということです。
常識や価値観が違っても「変だ」「おかしい」などと言って安易に否定しないことです。
否定すると、せっかく新しい価値観を学ぶチャンスを失います。
先入観が解消されないままになります。
違いがあっても、ひとまず良しあしには触れません。
素直な気持ちになって「そうなのですね」と肯定して受け入れましょう。
心を大きく広げて受け入れようとすると、違和感のある違いも受け入れやすくなるでしょう。
中には抵抗を感じる違いもあるかもしれませんが、できるだけ寛大になって受け入れたい。
「教養になる」「心の成長につながる」と思えば、冷静に違いを受け入れ、理解しやすくなります。
違いを受け入れていくにつれて、先入観・偏見・固定観念が解消されていくでしょう。
友人を作るきっかけは自由です。
学校内で外国人がいれば、勇気を出して話しかけてみるのもよし。
外国人が集うコミュニティーに参加してみるのもよし。
外国人とつながりのある友人から紹介を受けるのもよし。
行動範囲を広げれば、知り合うきっかけを作りやすくなります。
「外国人は怖い」と思っていると、なかなか友人を作ることはできません。
自分から勇気を出して話しかけると、意外とすぐ仲良くなれるかもしれません。
外国人の友人が1人できれば、ほかの外国人の知り合いも紹介してもらいやすくなります。
1人との出会いは、本100冊以上の価値があります。
新しい自分に出会うつもりで、外国人の友人を作っていきましょう。
外国人の友人を作ることは、新しい自分と出会うことになるはずです。