相手から好かれようと考えていませんか。
たしかにせっかくの初対面なら「できるだけ相手から好かれたい」と考えることが多いでしょう。
「第一印象」という言葉があるように、最初の印象は長く残り続ける傾向があります。
最初の印象で、今後の人間関係が左右されるのはよくあること。
できるだけ相手に好かれたほうが、その後の人間関係も長続きするでしょう。
せっかくの出会いなら、ばっちり好印象で決めたいと思うでしょう。
異性との出会いなら、恋愛につながるかもしれません。
少なくとも「嫌な人」より「いい人」と思われたほうが、人間関係がスムーズなのは間違いありません。
しかし、好かれようと思うと、どうしても余計なプレッシャーを感じてしまいます。
相手の顔色をうかがったり、無理に自分を演じたりする必要が出てきます。
相手に迎合するような振る舞いをしなければいけないため、落ち着かないでしょう。
好かれようと思えば思うほど、相手の目が気になり、自意識が過剰になります。
「相手から変に思われていないかな」という気持ちも大きくなる。
恐怖心が増大して、かえって話しかけにくくなるのです。
好かれようと思う必要はありません。
嫌われないだけで十分と考えましょう。
第一印象は普通でいいのです。
好印象ではなく普通な印象なら、プレッシャーは半減するでしょう。
無理に演じたりこびたりする必要もありません。
態度も言葉遣いも普通で十分。
気配りや気遣いはあっても、特別な気配りや気遣いは不要です。
好かれなくてもいい。
嫌われないだけで十分と考えれば、自由と許容範囲が広がります。
「相手と相性が合わなくても仕方ない」と思ったほうが、気持ちも楽になるでしょう。
たとえ「変な人」「不思議な人」と思われてもかまいません。
少なくとも嫌われているわけではないのでOKです。
嫌われることさえなければ、初対面は合格です。