同棲を始めると、相手にやめてほしいことが出てきます。
我慢できることならいいですが、明らかな迷惑なら、やめてもらわなければなりません。
このようなとき「やめなさい」という命令で注意しがちです。
厳しい口調で言ったほうが、重大であることがよく伝わり、すぐやめてもらえると思う。
しかし、命令で伝えると、言い分は正しくても、パートナーは反抗したい気持ちが強くなります。
パートナーに何かをやめてもらうときは、言い方が大切です。
やめてほしいことは「命令」ではなく「お願い」をするのがポイントです。
命令よりお願いのほうが、口調が柔らかいので、相手は受け入れやすくなります。
たとえば、パートナーが部屋の中でタバコを吸っているとしましょう。
自分が禁煙者である場合、タバコの煙が我慢できないので、外で吸ってもらいたいと思います。
不快な気持ちの勢いで「外で吸いなさい!」と命令したくなりますが要注意です。
命令は、相手にストレスを与え、不快にさせることがあります。
こういうときは「命令」ではなく「お願い」で伝えましょう。
「タバコは外で吸ってほしいな」
「タバコは外で吸ってくれると嬉しいな」
このように「○○してほしい」「○○してくれると嬉しい」という言い方にすれば、とげがなくなって優しい響きになります。
優しくお願いする言い方なら、パートナーは自分の不注意に気づき、スムーズに受け入れてもらえるでしょう。
言葉は言い方が大切です。
「正しいかどうか」より「相手がどう感じるか」を重視するのが得策です。
厳しい言葉でストレスを与えるのではなく、相手にとって受け入れやすい言葉を使ったほうが、同棲もスムーズになります。