仲直りをするには、まず相手と接触する必要があります。
接触しなければ話ができず、話ができなければ仲直りもできません。
喧嘩の後には、険悪な雰囲気が漂います。
お互いが無視を貫いていると、なかなか仲直りのきっかけをつかめません。
少しでも緊張をほぐすために、まず相手と接触する機会を増やし、普通に話ができる状態になりましょう。
では、相手と自然に接触するには、どうアプローチをすればいいのか。
その1つが「助けを求める」という方法です。
相手に助けを求めて、2人で一緒に仕事をする機会を作ってみましょう。
たとえば、1人ではできない仕事があるふりをして、相手に助けを求めます。
頑張れば自分でできる仕事であっても、余裕がないことにして、わざと相手に助けを求めます。
「余裕がないから、一緒に手伝ってほしい」
「家事が大変だから、一緒に手伝ってもらえないかな?」
助けを求めれば、相手も断りにくいでしょう。
特に重要なポイントは「一緒に」です。
あくまで2人で一緒に仕事をする機会を作ることが大切です。
2人で一緒に何かをする機会を作れば、2人で協力する機会にもなります。
つまり、2人の気持ちや動作がうまく噛み合うことになる。
2人で力を合わせる機会を作ることで、自然とコミュニケーションが生まれ、堅苦しい雰囲気も和らぐでしょう。
「頼りになるね」と褒めるチャンスができたり「ありがとう」と感謝をする機会もできたりします。
結果として、仲直りしやすい雰囲気が作り出せるのです。
自分一人で対応する余裕がないときこそ、仲直りのチャンスです。
せっかく一緒に暮らしているのですから、声をかけやすい状況を生かしましょう。