わざとすねた様子を見せると、仲直りのきっかけを作れるかもしれません。
もちろんすねるのは、スマートとは言いがたい方法です。
すねるといえば「精神の未熟な子どもがするもの」というイメージがあります。
デパートのおもちゃ売り場の前で「買って、買って」と駄々をこねる子どものようなもの。
幼い子どもがすねるならわかりますが、成熟した大人がすねるのは、少し勇気がいるでしょう。
しかし、時と場合によっては、仲直りの有効な手段になることもあります。
わざと相手に背中を向ける。
話しかけられても、無視をする。
相手の前でしくしく泣いてみる。
本当にすねるのではなく、もちろんあくまで演技です。
わざとすねた様子を見せていると、だんだん相手は心配や不安になっていくでしょう。
いずれ相手はだんだん同情の気持ちが湧いてくるに違いありません。
しばらくすれば、相手から謝ってきたり話し合いの場を作ってくれたりなど、相手から先に譲歩してくれるはずです。
毎回試せるわけではありませんが、時と場合によっては効果的な方法になることもあるでしょう。
ただし、注意点があります。
この方法は、相手が心の大きい人である場合に限ります。
相手が心の狭い人なら、無意味や逆効果になることがあります。
たとえば、意固地な人だと思われるだけで、仲直りが進展しないこともあるでしょう。
「うっとうしい」「いくじがない」など思われる可能性も否定できません。
お互いともすねてしまうと、ますます仲直りがこじれることがあります。
すねたとき、きちんとかまってくれるようなら、必要最小限に試してみてもよいでしょう。