仲直りを促す方法の1つとして、家から出て行くふりがあります。
もちろん本当に家を出て行くのではなく、あくまで「ふり」です。
今から家出をするかのように、わざと荷造りを始めます。
スーツケースを取り出して、衣類・電子機器・生活用品などを詰め込みます。
荷造りをしている様子を見た相手は「本当に出て行くかもしれない」と心配するでしょう。
「もう無理。もう限界。こんな生活は耐えられない」
ぶつぶつ言いながら荷造りをすれば、さらに不安をあおれます。
わざと相手を驚かせてみる。
この状態なら、相手の譲歩を引き出しやすくなるため、仲直りをしやすくなる可能性があります。
時には演技も必要です。
スマートとは言いがたい方法ですが、状況が許すなら、効果的な手段の1つになるでしょう。
ただし、この方法にはリスクがあります。
出て行くふりをしたところで、相手が動揺しないことも考えられます。
場合によっては、引き止めるどころか「さっさと出て行け」とけしかけてくるかもしれません。
強気の発言をしたり、出て行くふりをやりすぎたりすると、途中で後に引けなくなることがあります。
「出て行くつもりはなかったのに、出て行くしかなかった」という状況は避けたいところ。
少なからずあり得る状況と言えるでしょう。
家から出て行くふりをするなら、リスクを認識したうえで、過激にならない程度を心がけるのが無難です。