「生理になると、別人に変わるよね」
そう言われたことはありませんか。
もし言われたことがあるなら、生理前・生理中の仲直りは注意が必要です。
生理は、けがでも病気でもありませんが、仲直りを妨げる落とし穴になることがあります。
たしかに仲直りは早いに超したことはありません。
早めに仲直りをすれば、ストレスからも解放されるでしょう。
1日でも早く普段どおりの生活に戻りたい気持ちもあるはずです。
もちろん生理前・生理中の仲直りもいいのですが、注意が必要です。
生理中や生理前は、体調や気持ちが不安定な状態になりがちです。
生理前や生理中は、頭痛・寒気・微熱・吐き気など、体調の変化だけではありません。
いらいらしたり気分が落ち込んだりなど、精神的な変化もあります。
体調や気持ちが不安定なときに仲直りをしようとすると、思わぬ展開になる可能性があります。
気持ちに余裕がないと、言葉を言い間違えるかもしれません。
変な態度で、相手を誤解させるかもしれません。
小さなことで感情が高ぶって、ヒステリックになるかもしれません。
心と体の調子が不安定なときに話し合うと、仲直りどころか、かえって関係を悪化させることもあり得ます。
普段どおりに振る舞いたくても、それを妨げるのがホルモン。
自分では冷静になりたくても、ホルモンによる影響を抑えるには限界もあります。
女性は、生理前後でホルモンバランスが大きく変わるため、その影響で人格まで変わったかのような状態に陥ることがあります。
「生理になると別人に変わるよね」と言われたことがあるなら、他人から見て、変化が顕著である証拠です。
もともと生理による影響が大きい体質なら、生理前・生理中の仲直りは控えておくのも選択肢です。
仲直りは、肉体的にも精神的にも、余裕のあるタイミングのほうがうまくいきます。
早く仲直りをすることも大切ですが、タイミングを選ぶことも大切です。
生理が終わって体調や気持ちが安定しているときのほうが、冷静に話し合えます。