「同棲生活1年」
そう聞いたとき、どう感じますか。
「1年も同棲をするなんて長い」
「ずいぶん長く同棲している」
「1年も同棲をしていられない」
長々しい印象を受けるかもしれませんが、誤解です。
現在の時間の進み方で「1年」を考えるから、長く感じます。
夫婦生活50年と比べて考えてみてください。
たとえば、30歳前後で結婚したとします。
不慮の事故・病気・離婚さえなければ、夫婦生活は50年ほど続くでしょう。
つまり、同棲生活1年で、夫婦生活50年が決まるのです。
夫婦生活50年と比べれば、同棲生活1年は短期間。
一瞬と言っても過言ではありません。
同棲の1年を「長い」と思ってはいけません。
実際のところ、たった1年です。
これから50年の夫婦生活を決める、大事な1年。
「夫婦生活50年を決める1年」と思えば、いかに重要で価値のある1年であるか、実感できるでしょう。
たとえ同棲生活が2年や3年になったとしても、夫婦生活50年に比べれば、まだまだ短期間。
10分の1すら達していません。
この事実に気づけば、心の器も大きくなり、同棲の抵抗感が小さくなります。
少々同棲が長引いても、動じなくなります。
少々嫌なことがあっても、いらいらしなくなります。
少々トラブルがあっても、踏ん張れるようになります。
無駄な同棲は、1つもありません。
同棲は、人生に対する誠実な取り組みなのです。