同棲解消では、相手に出て行ってもらいたいときがあります。
「出て行くだけではないか」と思うかもしれません。
しかし、自分が出て行くより相手に出て行ってもらうほうが、はるかに難しいと考えてください。
自分の都合で急に相手の生活を変えてしまうわけですから、スムーズにいかないのが普通です。
相手に出て行ってもらうときには、次の4つのポイントを意識してください。
同棲解消が決まって、次の日に出て行くのは無理な話です。
引っ越しにはお金も手間暇も必要で、出て行く側にとっては一大事です。
まだ引っ越し先も決まっていない状態では行き先がありません。
相手に出て行ってもらうなら、猶予期間を3カ月ほど作るのがいいでしょう。
どんなに短くても、1カ月は猶予期間を作るのが賢明です。
相手は出て行きたくても、引っ越し費用が不十分で難しい場合もあるでしょう。
自分の都合で相手に出て行ってもらうのですから、引っ越し費用を援助することも検討してください。
引っ越し費用を援助すれば、相手も経済的に助かり、引っ越しがしやすくなります。
余裕があれば、一部援助ではなく、全額援助も選択肢に入れておくといいでしょう。
なかなか相手が応じてくれないときは、自分の親に仲介してもらうのも1つの方法です。
親を通して説得してもらえば、自分が説得するより納得してもらいやすくなるでしょう。
ただしお願いするのは、あくまで自分の親であり、相手の親にお願いするのは避けたほうが賢明です。
相手の親なら、当然相手に味方します。
「出て行かせるなんてひどい」という話に発展して、かえって問題が大きくなる場合があります。
どうしても相手が出て行かないときは、自分が出て行くことも検討してください。
強引に追い出すのは、トラブルが大きくなるだけでおすすめしません。
不本意かもしれませんが、問題を最小限に抑えるためには仕方ありません。