同棲解消のとき、引っ越し先の住所は伝えておくべきでしょうか。
別れて同棲を解消しても「後から用事があるかもしれない」と思えば、伝えたほうがいい気もします。
今まで交際していた義理を感じて「せめて住所くらい教えてもいいのではないか」と思うこともあるでしょう。
しかし、ここは大切な場面です。
基本的に伝える必要はないでしょう。
住所を教える意味がないからです。
別れてしまえば、もうお互い関係ありません。
完全に縁を切るなら、むしろ教える必要がありません。
友人関係に戻るとしても、新しい住所を教える意味がないでしょう。
普通は連絡先だけ伝えていれば十分。
用件のやりとりは、電話番号やメールアドレスなどで事足ります。
うっかり教えてしまうと、後で未練を持たれたとき、引っ越し先に来られる可能性が出てきます。
ストーカーに発展する可能性もゼロではありません。
実家や仕事先など、すでに知られている住所は仕方ありませんが、新しい住所は慎重になってください。
伝えるとしても、地域名までにしておくのが得策です。
余計なトラブルを防ぐためにも、必要がないかぎり、詳しい住所は伏せておくのが賢明です。
相手から聞かれたときは、断る言い方にも注意してください。
「絶対教えない!」
「あなたに答える義務はない」
強い口調で拒むと、相手は不快な気持ちになるでしょう。
余計に相手は知りたくなって、トラブルにも発展しやすくなります。
断るときには、配慮した言い方を心がけます。
「未練が残りそうだから、控えたい」
「いい別れ方をしたいから、それは聞かないでね」
丁寧に断れば、相手も理解を示してくれるはずです。