同棲解消の話し合いでは、大きなリスクを伴うこともあります。
たとえば、日頃相手から暴力を振るわれている場合です。
同棲解消の話を持ち出せば、相手を憤慨させ、殴られたり蹴られたりする暴行を受ける可能性があります。
まさしく同棲解消にも命がけ。
だからとはいえ、結婚する気のない相手とずっと同棲を続けるわけにもいきません。
波乱の展開が予想できるなら、第3者に立ち会ってもらう手段も検討してください。
親や共通の先輩などに同席してもらい、仲介役として話をまとめてもらいましょう。
立場の高い人に仲介してもらえば、暴力や口出しを防ぐ効果があります。
法律が絡む場合は、弁護士に仲介してもらう方法もあります。
少し大げさな話ですが、実際ここまでしないと別れられない事例もあります。
第3者がいれば、証人としての役割も果たすため「言った・言わない」というすれ違いを防ぐ効果もあります。
「そこまでしなくてもいいではないか」と思うかもしれませんが、暴力が関わるなら、そこまでしておくのが普通です。
「2人の問題だから2人で解決する」という姿勢は立派ですが、心や体に深い傷を負うのはよくありません。
波乱の展開が予想できるなら、抜かりなく準備をしておくのが得策です。
家の出て行き方も少し慌ただしくなりますが、少しでもスムーズに進められるよう準備しておきましょう。