「好きです。付き合ってください」
今まであったことのない人に、突然、そう言われたとき、どう感じるでしょうか。
「初めて会う人。どんな人かもわからない」
やはり不安を感じるはずです。
初めて会う人が突然告白したところで、相手を知らないため、断ります。
「ごめんなさい。まだあなたのこと知らないから……」
相手がどんな人かわからないという理由で断ります。
相手のことがわからないから断る理由であるならば、告白にOKを出す理由はその逆と言えます。
告白するために大切なことは、告白する前の段階です。
告白をする前に、どれだけ相手にあなたのことを知ってもらうか、好印象を持ってもらえるかにかかっています。
私の学生時代に、好きだからとはいえ突然告白してしまう人がいました。
好きな人がいるのはいいのですが、普段は恥ずかしがって話しかけようとしません。
いつも陰でこそこそとして、自分の存在をアピールするようなことは一切しません。
にもかかわらず、相手と付き合いたいと思い、いつか好きな人が自分に振り向いてくれるのではないかと奇跡を待ち続けています。
そんな奇跡が起こることにしびれを切らし、ある日突然、告白します。
初めて会う人に告白するほど、NG率の高い告白はありません。
当然、断られるというお決まりのコースになっていました。
話したことのない人に、いきなりの告白はNGです。
相手のことを知らないのにOKを出す人は、まずいません。
いるとしても、よほどの寂しがり屋くらいです。
この人は、日頃から自分の存在をアピールすることを忘れていました。
告白の成功率を高めるためにも、まずは知り合うことから始めることです。
少しずつ会話の量を増やしていき、お互いのことを知る。
理解とは、話せば話すほど深まります。
もちろんよい印象を相手にもってもらいながら会話をします。
お互いの理解がある一定量になったときには、自然といつも一緒にいる関係になっています。