別れの言葉をうっすら伝えるのはよくありません。
コミュニケーションの1つに「以心伝心」があります。
言葉に頼るのではなく、お互いの心から心に伝わるコミュニケーションのことです。
ときどき私たちは、以心伝心に頼ることがあります。
別れの言葉ははっきり言いにくいため、言葉をぼかしたり濁したりしながら意思を伝えようとすることがあります。
もしくは態度や雰囲気から、相手に察してもらいたい場面もあるでしょう。
しかし、別れの言葉をうっすら伝えると、なかなかスムーズに別れられません。
まず相手が気づいてくれるまでに時間がかかります。
気づいたとしても、相手は「別れたい」ではなく「距離を置きたい」と誤解するかもしれません。
そもそも相手が鈍感で、別れの意味が相手に伝わらないかもしれません。
時間がかかったり誤解が生まれたりなど災難ばかりで、いいことはないのです。
別れの言葉は、うっすら伝えるものではありません。
はっきり伝えるものです。
「別れたい」という言葉をきちんと使い、明確な意志表示をしましょう。
相手の目を見ながら話すと、意志表示をさらに強調できます。
はっきり伝えるから、別れの意志がしっかり相手に伝わります。
言いにくいかもしれませんが、結局のところ、お互いのためです。
誤解も防げ、早く別れられます。