遠距離恋愛では、言い間違いを大切にしましょう。
遠いところから恋人が会いに来てくれました。
バス・電車・飛行機を乗り継いで、時間がかかったはずです。
所要時間が気になったので、ふと聞きました。
「どのくらい時間がかかった?」
すると、恋人からの返事は、意外なものでした。
「4週間かかった」
片道にかかった時間を聞いたつもりでしたが、恋人は質問の意味を誤解して、再会にかかった時間を答えたのでした。
つまり「4週間ぶりに会うね」という意味で答えたのです。
こんなとき、恋人を責めてはいけません。
「そういう意味ではない。ぼけっとしないで!」
責めると、恋人は自分の不注意に恥ずかしくなるでしょう。
誰でも勘違いはあるもの。
こういうとき「なぜ質問の意味を誤解したのか」と考えてほしい。
質問の意味を誤解されたときは、相手の深層心理が見える瞬間です。
おそらく恋人は日頃から「早く会いたい」と考えていたので、解釈を間違いやすい心理状態だったのでしょう。
そのため「どのくらい時間がかかった?」という質問を聞いたとき、誤解したのです。
恋人の誤解を指摘せず、そのまま話を続けましょう。
「そうだね。4週間ぶりに会うね」と。