「嫌だ、嫌だ。別れたくない」
別れ話を切り出して拒まれたとき、こう考えてください。
「否定することで、心の準備をしている」と。
拒まれたから、拒まれたとは限りません。
ショッキングな出来事は、そのまま受け入れられないので、ひとまず「別れたくない」と否定しているだけです。
否定するほうが楽です。
引き止めたほうが、考えなくて済みます。
だからこそ、相手は「別れたくない」と拒みます。
表向きは否定の一点張りに見えるかもしれません。
しかし相手は拒みつつも、内心では「もう諦めるしかないのかな」と思い、じわじわ別れに向けて心の準備をしています。
「別れたくない」と言うたびに、ゆっくりではありますが、相手の内面で別れを受け入れる準備が始まっています。
それに気づくことです。
相手から別れを拒まれても、根気よく説得を続けること。
「嫌だ」と拒まれても、落ち着いて説得を続けましょう。
「別れたくない」と泣かれても、やはり落ち着いて説得を続けます。
2回や3回の説得は当たり前。
大きな話なので、準備に時間がかかります。
準備に時間がかかるのは、あなたを愛する気持ちが強い証拠でもあります。
根気よく話を続け、相手の心の準備が一定に達したとき「わかった」と受け入れてくれるでしょう。