出会ったものの、すべての人と仲良くなれるとは限りません。
出会う人がいれば、去る人もいます。
出会った人の中には、あなたから離れ、去ろうとする人もいるでしょう。
相性が合わなかったのかもしれません。
嫌われてしまったのかもしれません。
事情があって、あなたと距離を置かなければいけなくなったのかもしれません。
離れなければいけないこともあるでしょう。
自分は相手に好意があっても、相手はあなたに不快感を持っていることもあります。
はっきりした意思表示がなくても、無言のまま去っていく人も少なくありません。
表向きはにこにこしていても、心の中では嫌がっていたのかもしれません。
去る人がいれば、自分を否定されたかのように感じて、ショックを受ける人もいるのではないでしょうか。
残念ながら、そういうことがあるのが現実です。
去ろうとする人がいるとき、してはいけないことがあります。
去る人を追いかけないことです。
「どうして去っていくの?」
「どうしてもつながっていたい」
「何か誤解をしているよ」
「ずっと一緒にいたいよ」
「きちんと話し合いすれば、誤解が解けるよ」
あなたにも言い分があるでしょうが、ここは大切な瞬間です。
去る人を追いかけないことです。
相手を自由にさせることです。
相手の意思を尊重することです。
去る人を追いかけたところで、いいことはありません。
無理に追いかけたり引き留めたりすると、ますます相手から嫌われます。
トラブルに発展することも少なくありません。
しつこく追いかけ回していると、ストーカーになってしまいます。
ありのままの現実を受け入れましょう。
「仕方ないよね」「こういうこともあるよね」と思うことです。
相手を責めることも、自分を責めることも必要ありません。
去る人は、心の中で「そのままにしてくれてありがとう」と感謝するでしょう。
重大な誤解があってどうしても解きたいなら、直接会って伝えるのもいいですが、しつこくなってはいけません。
誤解を解くなら「一度だけ」がルールです。
しつこく誤解を解こうとすると、やはり無理やり引き留めるのと同じことになります。
出会いと別れを繰り返すのが人生です。
出会いがあれば、別れもあるのが普通です。
去る人がいるのは当然のことであり、別に悪いことではないのです。
去る人は、そのままにしておくのが一番です。
去る人がいても安心してください。
去る人を快く見送れば、いいことがあります。
しばらく孤独を感じるかもしれませんが、それもつかの間です。
1人去ると、1人現れます。
1人去ってまもなくすれば、新しい人が現れるでしょう。
去る人がいるから、次の出会いがあります。
去っていく人を見ながら、くよくよするのではありません。
「もうすぐ新しい出会いがあるだろう」とわくわくしながら、未来に期待しましょう。
恐れることはありません。
人生の法則がわかっていれば、余計な不安に振り回されなくて済みます。
これから起こる未来がわかっていれば、去る人がいても、前向きな気持ちでいられます。