「相続税が高くて大変」
「なぜこの国は、これほど相続税が高いのだろう」
「相続税なんてなければいいのに」
そんな声をよく聞きます。
大事に貯めたお金は、子どもや孫のために残したいと思うでしょう。
「相続税」という言葉に、ネガティブな印象を持つ人も多いのではないでしょうか。
しかし、相続税はあったほうがいい。
しかもできるだけ高いほうがいいのです。
相続税は、100パーセントでもいいくらいです。
相続税が低いと、みんな、子どもや孫のために財産を残そうとします。
蓄財のことばかり考えるようになる。
お金を使わなくなり、経済の活性が妨げられるのです。
経済が回らなくなると、最終的に国がつぶれてしまい、子どもや孫が路頭に迷うのです。
だからこそ、相続税が必要です。
相続税が高ければ「生きているうちに使わなければ損だ」と思います。
勉強でも旅行でも食事でも、何でもいいのです。
お金を使うと、気持ちがすかっとします。
お金を使う快感を楽しめる上、経済の活性化にもつながり、一石二鳥です。
お金は単なる道具にすぎません。
どれだけたくさんお金を持っていても、1枚の硬貨すら、あの世に持っていけません。
お金が残りそうなら、子どもや孫の教育にお金をかければいいのです。
そうすれば、子どもや孫は成長して、国益につながる素晴らしい人材が育ちます。
子どもたちが立派に育てば、自分も安心して、この世から去れるでしょう。
お金は生きている間に使いましょう。
お金をどんどん循環させることです。
生きているうちに使い切るくらいにお金を使ったほうが、自分・子ども・社会のためになります。