狭い道で、向こう側から相手がやってきたとします。
すれ違いができるスペースがない場合、どちらかが道を譲らなければいけません。
このとき、年収の高い人は、いつも決まった行動パターンがあります。
年収が高いのは、譲られる人より譲る人です。
年収が高いと、譲られやすくなるのではないかと思いますが、そうではありません。
年収が高い人ほど、率先して譲ろうとします。
「お先にどうぞ」
「気にしないで」
「どうぞ、どうぞ」
にこにこした笑顔で快く譲れるのが特徴です。
年収が高いから、譲る心がけができたのではありません。
譲る心がけがあるから、年収が高くなっていったのです。
相手を気遣う優しさがあります。
問題を避ける配慮も人一倍あります。
後ろに下がることで少々時間がかかっても、余裕があるため平気です。
そうした性格・能力・余裕は、年収を上げるために必須です。
先を争って揉めたところで、貴重な資源を消耗するだけであり、いいことはありません。
そうしたお金持ちの習慣が、道を譲り合う場面でよく現れるのです。
電車の席取りも同じです。
店のレジで並ぶときも同じです。
「譲る余裕はない」「面倒だ」などと思っていると、いつまで経ってもお金に恵まれません。
年収を上げたければ、譲られる側ではなく、譲る側になりましょう。
今はまだ年収が低くても、譲る習慣が定着すれば、いずれ年収が上がっていくでしょう。
譲る習慣は、年収を上げる条件の1つです。