舞台を見に行くときは、前もってあらすじや登場人物を把握しておきましょう。
「物語は、始まってからのお楽しみ」と考えるかもしれません。
たしかに何も知らない状態であっても、舞台を見ているうちに物語がだんだんわかるでしょう。
役者たちの発言を聞きながら推測すれば、登場人物の名前や関係をじわじわ把握できるはずです。
しかし、見ながら把握するのと、前もって把握しているのでは、理解の早さが違います。
演目によっては複雑なものもあり、把握しにくいものもあります。
あらすじの把握や名前の記憶に注意を奪われると、肝心の物語に集中しにくくなるのです。
前もってあらすじがわかっていれば、始まってすぐ舞台に集中できます。
登場人物の名前や関係などもわかっていれば、理解も早く進むため、舞台の世界に入りやすくなるのです。
少しでも楽しみたければ、前もってあらすじを把握しているほうが効果的です。
主役や脇役の名前や関係なども把握しておくと、いっそう効果的です。
ただし、把握するとはいえ、物語の結末まで把握するのはよくありません。
あくまであらすじと登場人物など、概要までにとどめておきましょう。
物語の展開についていきやすくなり、より大きな感動を楽しめます。
物語の結末こそ、本当のお楽しみです。