一生続ける好きな仕事のことを「ライフワーク」といいます。
お金を稼げなくても、趣味でもかまいません。
一生続けられる好きなことをしている人は、みなライフワークを持っていると言えます。
嫌いな仕事をいやいややっているのは、ライフワークではありません。
嫌いな仕事は、心の中からやる気や元気などの「気」をどんどん奪ってしまい、心の老いが加速してしまいます。
好きなことをしているというのは、それだけで心が若い状態を約束します。
好きなことをやっていると、面白いからやめることもなく、一生続けてしまう。
好きなことだからこそ、特に勝ち負けにこだわる必要もない。
好きだから。
これが、ライフワークなのです。
ライフワークのいいところは、勝ち負けを意識せず楽しめるということです。
たとえば、仕事をしている人は、つい勝ち負けを意識した毎日になります。
仕事をしているからには、競争が発生し、勝ち負けが決まってしまいます。
同じ商品を売るとしても、どちらがより売れているかで、会社の存続まで関係してきます。
競争で勝てば、生き残れます。
ただし、負ければ、会社は倒産します。
このように、常に勝ち負けを意識した状態では、いつもどう相手に勝つか、考えていなければなりません。
ここに、もはや「好き」はありません。
「好きなこと」なんていっている場合ではなく、嫌なことをしてでも、何とかして相手に勝たなければなりません。
そのためにテレビでは、不正行為で逮捕されるニュースでいつも賑わっています。
頑張っても勝てなければ、もはや汚職行為でもしないと生きていけない状態にまでなってしまうのです。
これが「勝ち負け」を意識した人の結末です。
勝ち負けを意識しているからには、一生安心することはできません。
「常に誰かに追い越されるのではないか。奪われるのではないか……」と、息つく暇がありません。
好きなことをして、一生過ごしていくなんて、夢のまた夢。
勝ち負けを意識している人は、その時点で、青春とは遠ざかった生き方になってしまうのです。
それに比べて、勝ち負けを意識せず好きなことをしている人は、焦る必要がありません。
誰かに勝たなければ幸せになれない「勝ち負け組」の生き方とは違い、好きなことをしているだけで幸せになれています。
好きなことをしているから、毎日が楽しいし、やめる必要もありません。
そのおかげで終わりもありません。
「勝てば幸せ、負ければ不幸」と考えるのはやめましょう。
「好きなことをして楽しいから、幸せ」を目指していけばいいのです。
「好きなこと」を中心に生きていくと、終わりのない青春時代となります。