好きなことをしていると、途中で意外な感覚に襲われることがあります。
「嫌になってくる」という感覚です。
どんどん心の高揚感が消えていき「好き」という気持ちがどこかに消えてしまうのです。
原因はさまざまです。
だんだん疲れがたまってきて、続けることが苦痛になることもあるでしょう。
だんだん飽きを感じてきて、楽しいことがつまらなくなることもあるでしょう。
好きなことなら、快感や幸福感がずっと続くように思われますが、そうとは限りません。
「楽しい」「面白い」が途中から「つまらない」「苦痛」に変わり、不快なストレスになることがあります。
「好きなことなのになぜ?」と不思議に思います。
好きなこととはいえ、途中からだんだん嫌になってくることがあるものです。
好きなことをしていて、途中で嫌になったらどうするか。
いったん中断して休憩を入れましょう。
少なくとも嫌々続けることは避けたい。
好きなこととはいえ、嫌々続けるのはリスクがあります。
嫌な気持ちを我慢していると、どんどんストレスがたまります。
嫌悪感を無視して嫌々続けていると、好きなことが嫌いなことに変わる可能性があります。
好きなことが嫌いになっては最悪です。
好きなことは、人生の幸福につながる貴重な存在です。
嫌いになってしまうと、貴重な存在がなくなってしまいます。
これは、生きがいを失うのと同じことです。
人生の貴重な宝物を失うことになります。
好きなことが嫌いなことに変わることほど悲しいことはありません。
だから休憩を入れるのです。
嫌になったら、ちょっとブレーキを踏んで休みましょう。
好きなことを好きなままでいるための対策です。
嫌な気持ちが生じているのは、心の警告サインです。
心が「少しやりすぎだよ」「ちょっと休もうよ」と訴えかけています。
心の警告サインには、素直に従っておくのが賢明です。
「危ないかな」と思ったら、休んでおくのが無難です。
「中断したくても、仕事だから中断できない」
仕事の場合は、放棄するわけにもいきません。
一度引き受けた仕事は、職務を全うすることが必要です。
ストレスを我慢しながら嫌々続けざるを得ない状況もあるでしょう。
好きな仕事をしているときはどうすればいいのでしょうか。
やはり基本的な考え方は同じです。
思いどおりにいかないこともありますが、できる範囲で休憩を心がけてください。
休めないなら、せめて負担が軽くなる工夫をしてください。
ストレスが軽くなるだけでも違います。
自分に無理をさせないようにすれば、好きなままでいられます。
好きなこととはいえ、常に全力で取り組むより、ゆっくりこつこつマイペースのほうが、長く続けられます。
調整がうまくいかず、好きなことが嫌いになってしまうこともあるでしょう。
手遅れに思えますが、簡単に諦めないでください。
望みはあります。
しっかり休養を取って、心身を回復させてください。
何も考えない時間を作りましょう。
自分を優しくいたわって、余裕を作りましょう。
エネルギーが充電されれば、再び好きな気持ちがよみがえってくることがあります。