執筆者:水口貴博

スーツを長持ちさせる30のお手入れ

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ジャケットをハンガーに掛けるときにボタンを留めない、3つの理由。

ジャケットをハンガーに掛けるときにボタンを留めない、3つの理由。 | スーツを長持ちさせる30のお手入れ

ハンガーにジャケットを掛けるとき、原則として、ボタンを留めません。

特に考えることなく、すでにそうしている人もいるかもしれませんね。

あらためて考えたことがなく「なんとなく」という理由から、ボタンを留めない人も多いのではないでしょうか。

実はスーツを長持ちさせる点から言っても、ボタンを外したまま、ハンガーに掛けたほうがよいといわれています。

その理由は、3つあります。

  1. 型崩れを防ぐため

もともとスーツの型は、胴体部分があるのを前提として設計されています。

ジャケット用のハンガーも、胴体部分があるのを考えられて設定されていて、立体的で分厚いのが特徴です。

胴体がない状態でボタンを掛けると、全体的にスーツが不自然になり、型崩れの原因になります。

ボタンを外してゆったりさせておくほうが、スーツの型崩れを防げます。

  1. ボタンの糸や穴の消耗を防ぐため

ボタンの糸や穴は、消耗品です。

ハンガーに掛けたり取り外したりするたびにボタンを触っていると、ボタンの糸や穴の消耗を早めます。

余計な手間を減らして、余分な消耗を避ける意味もあります。

  1. 風通しをよくするため

ボタンを留めてしまうと、ジャケットの内側の風通しが悪くなります。

湿気が蒸発しにくかったり、においが残りやすくなったりします。

ボタンを外しておくことで、風通しがよくなり、汗の蒸発やにおいの除去がスムーズになります。

スーツを長持ちさせるお手入れ(17)
  • ハンガーに掛けるときは、ボタンを掛けない。
本当に太陽の直射日光を避けているか。

スーツを長持ちさせる30のお手入れ

  1. スーツに愛情を抱くことが、手入れをする第一歩。
  2. 自分の体型に合ったスーツを買うことが、スーツの寿命を長持ちさせる基本。
  3. 木製ハンガーを買う余裕がないときの、優先順位。
  4. 立派な木製ハンガーから、スーツの手入れに対するやる気をもらう。
  5. 思わぬアクシデントで、ワイシャツが汚れたときの対処方法。
  6. スーツを長持ちさせる、3つの便利なアイテム。
    除湿剤・消臭剤・防虫剤。
  7. 除湿剤・消臭剤・防虫剤の設置で、満足していませんか。
  8. 行きつけのクリーニング店では、追加の補修サービスを行っているか。
  9. クリーニング店の選び方が、スーツの寿命を左右する。
  10. 素材に応じて、手入れの度合いも変化させる。
  11. どんなに高価なスーツでも、しわだらけでは不格好。
  12. ジャケットを長持ちさせたければ、ワイシャツは、半袖より長袖。
  13. スーツの膝や肘のてかりを、何とかしたい。
  14. 肘をつく癖が、ジャケットの消耗を早める。
  15. 疲れたスーツを着ると、疲れやすくなる。
  16. アイロンでは、硬水を使わないこと。
  17. ジャケットをハンガーに掛けるときにボタンを留めない、3つの理由。
  18. 本当に太陽の直射日光を避けているか。
  19. なぜ、汗とほこりは、スーツの大敵なのか。
  20. スーツに付いた小さな繊維は、どう取るか。
  21. 忙しくても、これだけは押さえたい3つの手入れとは。
  22. 外回りが多ければ、スラックス2枚持つ方法もある。
  23. 「できない」という意味を、誤解していないか。
  24. ジャケットの胸と脇のポケットは、基本的に飾りと考える。
  25. 体型に合わなくなったスーツは、できれば買い換える。
  26. ベルトを通す穴が痛みやすい人にありがちな、ある状況。
  27. ワイシャツは、消耗品と割りきったほうが楽。
  28. 邪魔と感じても、取り扱い絵表示のタグは切り取らない。
  29. 長期保管していたスーツは、きれいであっても、そのまま着ない。
  30. 気持ちが緩んで、手入れの質が悪くなっていないか。

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