私たちが、普段着で使うハンガーといえば、1種類と考えがちです。
「ハンガーに種類なんてあるのか」と思いますが、実はあります。
スーツを長持ちさせたければ、3種類のハンガーを使い分けるのが適切です。
「ジャケット用のハンガー」「シャツ用のハンガー」「スラックス用のハンガー」です。
ジャケット用のハンガーは、全体的に立体感があり、厚みとカーブの目立つ形が印象的です。
肩先が、前方に向かってカーブしている形状も特徴です。
このカーブは、ジャケットの立体感を保つ働きがあります。
私たちにとって、最もなじみのあるハンガーです。
クリーニングに出すと、ワイヤーハンガーが付いた状態で戻ってくることがあります。
もちろんクリーニング直後なら、そのまま使ってもいいでしょう。
しかし、使用後のシャツを吊すなら、ワイヤーハンガーでは少し頼りないところです。
ワイヤーハンガーは、すぐ折り曲がりやすいため、型崩れしやすいデメリットがあります。
そのため、別途、シャツ用のハンガーを用意しておくといいでしょう。
肩のラインに沿った形状のハンガーを選ぶと、しわが取れやすくなります。
木製のハンガーを使うと、湿気もよく吸ってくれて、長持ちしやすくなります。
スラックスにも、専用のハンガーがあります。
わかりやすく言うと、クリップが付いたハンガーです。
もしわかりにくければ、スーツ売り場の店員に聞けば、案内してくれるはずです。
ズボンを逆さまにして吊すと、重みをうまく利用でき、しわが取れやすくなります。