スーツの大敵の1つが、タバコのにおい。
スーツが雨に濡れたときも対処に苦労しますが、タバコのにおいは、さらに苦労するでしょう。
水滴とは違い、タバコのにおいは目に見えず、量もわからず、対処に困るところ。
タオルで拭くこともできなければ、ドライヤーですぐ取り除くのも難しい。
においの分子が繊維の奥まで浸透すると、こびりついて落ちにくく、取れるまでに数日かかることも珍しくないのです。
あなたなら、どうしますか。
まず前提として、タバコの習慣を見直すことから始めましょう。
特に営業や接客など、お客さまと直接接する仕事では、においはビジネスに影響します。
スーツに悪影響を与えるだけでなく、健康にもビジネスにもよくありません。
円滑な人間関係と快適なビジネスのためにも、できるだけ喫煙は控えたほうがいいでしょう。
ただし、自分はタバコを吸わなくても、相手が喫煙者で、仕方ない状況もあります。
スーツにタバコのにおいが付いたとき、どうすればいいのか。
自然に取れるのを待つのもいいのですが、少し時間がかかりすぎます。
現実的な方法としては、消臭スプレーです。
市販されている消臭スプレーを使って、においを落としましょう。
スーツの外側だけでなく、内側もしっかりスプレーをします。
ただし、消臭スプレーを使っても、そのままクローゼットにしまうのは控えたほうがいいでしょう。
消臭スプレーとはいえ、完全ではありません。
においがクローゼットにこもり、においがほかのスーツに移ります。
においが取れるまでは、日陰の風通しのよい場所に、ハンガーで吊しておくのが適切です。