就職活動では「親に○○してもらった」という発言を聞くことがあります。
「企業説明会の予約を、親にしてもらった」
「面接会場まで、親に車で送ってもらった」
親と仲がよく、協力的な親子関係が結ばれているように聞こえるでしょう。
もちろん就職活動では、親からの協力が必要な場面もあります。
たとえば、資金の援助をしてもらったり、面接の練習を親に手伝ってもらったりなどです。
人脈など、親だからこそできる支援もあるでしょう。
個人の力では限界がありますから、得られる協力は素直に得て、少しでも就職活動をスムーズにさせましょう。
では、できるだけ親を頼ればいいかというと、それは違います。
自分でできることまで親に頼っている状態は、頼りすぎです。
企業説明会の予約も、面接会場までの移動も、親に頼らず自分でできるはずです。
ささいなことまですべて親に頼っていると、できる成長もできなくなります。
「親に○○してもらった」という発言を面接官が聞けば、親から自立できていない印象を与える可能性もあるでしょう。
親を頼るのは大切ですが、何もかも、すがるように頼るのはよくありません。
就職活動の主役は、自分です。
親を頼るのは、資金の援助・面接の練習など、補助的な役割までが適切です。
自分でできることは、事情がないかぎり、自分でしたほうがいい。
自分でしたほうが早いことは、やはり自分でしたほうが行動も成長も早くなります。
自分がすべきことと、他人に頼るべきことを、区別しておきましょう。