公開日:2013年8月8日
執筆者:水口貴博

圧迫面接に対応する30の対策ポイント

  • 圧迫面接の意味と理由。
圧迫面接に対応する30の対策ポイント

圧迫面接の意味と理由。

圧迫面接とは何でしょうか。
圧迫面接とは、面接官がわざと批判的・否定的な質問や発言をして、応募者の性格や資質を確認する面接手法です。
たとえば、わざと答えにくい質問をしたり、腹が立つ質問をされたりなどです。

圧迫面接は、事前の告知が行われない。

圧迫面接の特徴は、事前の告知がないことです。
面接の種類は、採用担当者から事前に告知されるのが普通です。
「1次面接は集団面接です。2次面接はグループディスカッション。3次面接は個人面接です」などです。

偉そうな面接官の登場は、圧迫面接のサイン。

「面接に行ったけど、すごく偉そうな面接官だった」
そう言いながら、面接に落ちた企業の悪口を言う人を見かけることがあります。
「面接官がにらんできたので、にらみ返してやった」

圧迫面接での正しい対応は、1つのみ。

圧迫面接では、意地悪な質問や威圧的な発言をされます。
成績を否定されたり、真面目に答えた返事を否定されたりするでしょう。
意地悪な質問とはいえ、多種多様です。

圧迫面接で避けたい、5つのリアクション。

圧迫面接では、避けたいリアクションが、5つあります。
いくら腹が立つとはいえ、次のようなリアクションには注意が必要です。
(1)いらいらした態度を見せる

圧迫面接をされやすい人、されにくい人。

圧迫面接は、すべての応募者に行われるわけではありません。
圧迫面接には、されやすい人とされにくい人がいます。
まず圧迫面接を最もされにくい人は、キャリアアップを目的とした転職活動の場合です。

「こんな面接をする企業なら不採用でいい」と思う自分に注意。

圧迫面接を受けている途中、こんな気持ちになることはありませんか。
「こんな面接をする企業なら不採用でいい。こちらからお断りだ」などです。
追い詰められた応募者が、半ば、自暴自棄になって考えてしまうことです。

精神力が弱ければ、笑ってごまかせばいい。

世の中には、精神力が強い人もいれば、弱い人もいます。
精神力が強い人はいいのですが、問題なのは、精神力が弱い人です。
もともと気が弱く、少しでも厳しい言葉を言われれば、すぐ泣いてしまう人もいるでしょう。

面接官の中途半端な態度に、負けるな。

圧迫面接とはっきりわかるなら、対処もはっきりします。
面接官が威圧的なら、笑顔で受け流したり謙虚な返事をしたりなど、ふさわしい態度がはっきりするでしょう。
「成績が悪いですね」と厳しく言われたときは、定番らしく、前向きな返事をすればいいだけです。

「意地悪なふりをしている」と思えば、面接官の悪態も、ほほえましく思える。

圧迫面接では、面接官が、さまざまな意地悪をしてきます。
答えにくい質問をしてきたり、批判的な発言をされたりするでしょう。
足や腕を組んで、偉そうな態度で圧力をかけてくることもあります。

期待されているからこそ、厳しい言葉を言われる。

圧迫面接では、厳しい言葉をたくさん言われます。
批判的・否定的なことを、シャワーのように、たくさん言われるでしょう。
意地悪な面接官と思いますが、そうではありません。

実は、無気力な圧迫面接もある。

圧迫面接といえば、やはり強いストレスが伴う印象が強いのではないでしょうか。
「圧迫面接」という名のとおり、やはり「威圧的」「攻撃的」などの先入観を抱く人も多いでしょう。
そこが盲点です。

笑顔を批判されたときの答え方。

面接では、終始、にこりとした笑顔が基本です。
歯を見せた、大げさな笑顔は不要です。
口角を上げた、軽い笑顔を心がけましょう。

第1志望を疑われたときの答え方。

「御社が第1志望です」
そう言ったとき、面接官から厳しい言葉で言い返されることがあります。
「本当ですか。どうせ、どの面接でも『第1志望』と言っているのでしょう」

ハードな仕事が多いと詰め寄られたときの答え方。

圧迫面接で使われる代表的なネタの1つが、ハードな仕事です。
面接官にとって、ハードな仕事は、応募者を威圧する絶好のネタになります。
「当社は、残業が多くて大変ですよ」

成績を批判されたときの答え方。

圧迫面接では、成績を批判されることがあります。
「TOEICの点数が低いね」
「大学に4年間もいて、この程度の成績は信じられない」

マッチングを否定されたときの答え方。

「あなたは当社に向いていない」
圧迫面接で言われる、定番の否定言葉の1つです。
面接官から遠回しに「不採用にするよ」と否定されている気がして、落ち込む言葉ですね。

面接官の険しい表情に、つられない。

人の表情は、つられやすい特徴があります。
自分では気づきにくいのですが、無意識のうちに、他人の表情の影響を受けています。
たとえば、面接官が、険しい表情をしていたとします。

話し方について批判されたときの答え方。

圧迫面接では、話し方について批判をされることがあります。
「あなたの話はわかりにくい」「話し方が下手」「会話の基本ができていない」などです。
普段言われないことを、正面から言われると、やはりショックを受けるでしょう。

顔色の悪さについて指摘されたときの答え方。

「顔色がよくないですが、どうかしましたか」
「顔が青ざめていますよ。体調は大丈夫ですか」
面接官から、顔色の悪さを指摘されることはあります。

暗い性格について指摘されたときの答え方。

「性格が暗いですね」
面と向かってこんなことを言われれば、誰でもショックを受けるでしょう。
口数の少ない人が「性格が暗いですね」と言われれば、言葉に詰まり、どう答えていいのか途方に暮れるはずです。

企業との適正について疑われたときの答え方。

「当社と学部に関連がない。当社に向かないのではないか」
大学の学部と、目指す企業のジャンルが異なると、面接官から指摘が入る可能性があります。
たとえば、大学で演劇部だったにもかかわらず、IT企業を目指す場合などです。

希望の配属先に行けなかった場合について質問されたときの答え方。

「希望の配属先に行けないかもしれませんが、大丈夫ですか」
企業側にも都合があります。
応募者に希望の配属先があるとはいえ、希望どおりにならないこともあるでしょう。

内定の有無について問い詰められたときの対応。

「すでに内定をもらった企業があるのではないですか」
そう問い詰められると、誰でもびくっとするでしょう。
「内定をもらった企業はあるか」という疑問系の質問ではなく、厳しく問いただすような言い方は圧迫を感じます。

不採用にする人を選ぶように言われたときの答え方。

集団面接で、大変答えにくい質問をされることがあります。
「この中から1人落とすとすれば、誰にしますか」です。
一瞬、凍り付くような雰囲気になるでしょう。

圧迫面接は、難しく思えて、実は簡単。

圧迫面接は、応募者にとって、つらい面接と思うでしょう。
厳しい圧迫面接ほど「嫌だ」「つらい」「逃げたい」と思いますが、考え方を変えてみてください。
面接官の立場になってみましょう。

応募者より面接官のほうが、おびえているかもしれない。

圧迫面接で大変なのは、応募者だけではありません。
あらためて考えると、圧迫面接を実施する企業も、大きなリスクを覚悟しています。
圧迫面接とは、面接官がわざと批判的・否定的な質問や発言をして、応募者の性格や資質を確認する面接手法です。

実際に仕事を始めると、圧迫面接より大変なことがたくさんある。

圧迫面接は大変と言いますが、実はまだ、ささいなことです。
実際に仕事を始めると、圧迫面接より大変なことがたくさんあります。
上司から、無理な仕事を依頼されることもあるでしょう。

圧迫面接と思うのは、まだ面接の準備が不十分である証拠。

あなたは圧迫面接を受けたことがありますか。
「はい」と答えた人は、残念ですが、面接の準備が不足していた人です。
圧迫面接と感じるかどうかは、面接の準備の状態を知る、判断材料になります。

圧迫面接の厳しい言葉は、ありがたい。

一般的に、不採用の理由は教えてくれません。
不採用の理由は、採用担当者に問い合わせてもいいですが、まず教えてもらえないでしょう。
不採用の理由は、社内秘密として扱われるのが一般的です。

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