面接には、どのような種類があるのでしょうか。
就職活動の基本として、まず面接の種類から確認していきましょう。
複数の応募者を一度に面接する方式です。
学生は4人から8人程度に対して、企業側は2人から3人程度が一般的です。
集団面接は「ふるい分け」の意味の強い特徴があります。
複数の応募者を一度に対応することで、面接の時間や手間を短縮する狙いがあるため、1次面接で実施される傾向があります。
出席人数は多いのですが、1人当たりの時間が短いため、基本的な質問が中心になる特徴があります。
あるテーマについて、少人数のグループで話し合いをする面接方式です。
1グループは、4人から8人程度。
話の内容だけでなく、話の進め方・態度・役割なども確認されています。
話す態度だけでなく、聞く態度も見られているため、注意が必要です。
グループディスカッションの最後には、結論を発表します。
結論の善しあしも、評価に含まれます。
あるテーマについて、少人数のグループで作業を行う面接方式です。
グループディスカッションに作業が加わったものと考えていいでしょう。
1グループは、4人から8人程度。
共同で作業する様子から、面接官はそれぞれの応募者の性格や特徴を確認します。
協力する態度だけでなく、成果物も、評価に含まれます。
事前に与えられたテーマについて、面接でプレゼンテーションを行う面接方式です。
1人の学生が、複数人の面接官に向かって発表します。
プレゼンテーションのテーマは、その業界に関係した内容が指定される傾向があります。
プレゼンテーションの資料だけでなく、発表の進め方・話し方・態度なども確認されます。
論理的かつわかりやすく説明する能力が求められます。
あるテーマについて、肯定側と否定側とにわかれて行う、討論形式の面接です。
「自分の主張が正しい」という理由を、論理的に主張しなければいけません。
主張には、豊かな知性や幅広い見識が求められます。
自分の意見を述べるだけでなく、相手を納得させる話し方が必要です。
矛盾点や不明点があると、面接官から厳しい指摘をされることもあるため、具体的かつ論理的な主張をする必要があります。
応募者が、1人の状態で受ける面接方式です。
ただし、面接官は1人とは限らず、複数人の場合があります。
1人を深く確認するため、質問の種類も多岐にわたります。
場合によっては、圧迫面接が行われることもあります。