集団面接・グループディスカッション・役員面接。
形式や担当者が異なるだけではありません。
同じ面接でも、それぞれ確認される点が異なります。
それぞれどういった点を確認されやすいのかを把握しておくと、面接の準備もしやすくなるでしょう。
集団面接の特徴を一言で言えば、ふるい落としです。
第一印象が重視され、社会人としてふさわしくない点がある人から落とされていきます。
そのため集団面接では、身だしなみ・言葉遣い・礼儀作法など、基本的な部分を確認される傾向があります。
一方で、深い部分まではあまり見られません。
突っ込んだ質問や圧迫系の質問も、されにくいと考えていいでしょう。
集団という形式と限られた時間などの制約があるため、深いところまで確認する時間と余裕がないのです。
グループディスカッションは、集団面接より、深い部分を見られる傾向があります。
積極性・協調性・主体性。
集中力・決断力・論理的思考力。
対人能力・気配り・リーダーシップなどです。
行動する様子を見ながら、社風に合っているかどうかも確認されます。
最終面接で登場する面接官は、代表取締役や取締役が一般的です。
会社を経営する立場から、企業を支える人物としてふさわしいかどうかを確認されます。
できるだけ有望な人物を採用したいと考えるため、将来性のある学生を重視される傾向があります。