「あの人のようになりたい」
人生では、素晴らしいお手本に憧れを抱くことがあります。
行動や考え方など、尊敬できる一部を真似するならいいのです。
一部を参考にするなら、よいお手本になり、うまく吸収できるでしょう。
人間がよりよく生きるために、やはりお手本は必要です。
しかし、顔も髪型も考え方もすべて同じになろうとするのは、非現実的です。
残念ですが、不可能です。
チューリップのタネが「バラの花になりたい」と言っているようなものです。
チューリップのタネからは、チューリップしか咲きません。
チューリップのタネが、バラの真似をしても、中途半端な状態にしかなれません。
かえって不自然な成長になるため、途中で枯れてしまうかもしれません。
あなたが生きるべき真の道は、自分らしい道です。
チューリップのタネからは、チューリップしか咲かないのと同じです。
あなたは、あなたにしかなれません。
他人の真似をしても、完全にその人になることはできないのです。
自分の本当の生きる道とは、自分らしさをとことん極める生き方です。
その道が、普通や平均から外れていても、気にしないことです。
自分らしい道に、平均や普通は関係ありません。
私たちは、生まれたときから、もともと備わっている素質や特徴があります。
それを見つけ、伸ばし、生かすのです。
自分らしい道を歩むとき、もっとも健全に成長できます。
自分らしい花が咲くでしょう。
そうなる道こそ、あなたが本当に生きるべき道です。