お金がなくなるのは、致命的ではありません。
「お金がないと死ぬ」と言いますが、本当でしょうか。
お金がなくなることに、必要以上の恐怖を抱く人が多いように思えます。
お金がなくなれば、また稼げばいいだけです。
家がなければ、親戚や友人の家にいそうろうさせてもらいます。
格安の宿泊施設もあります。
最悪、路上生活もあります。
重い障害や複雑な事情があって働くことが難しければ、生活保護という手段もあります。
ごみ箱をあされば、食べ物が捨てられている時代です。
本当にお金がないだけで死ぬのは、現代社会では難しいでしょう。
本人に「生きたい」という気持ちさえあれば、見かけは悪くても、実際は生きられる時代です。
欲や見栄を捨て、贅沢さえしなければ、生活は苦しくても生きられます。
しかし、お金をなくすことはあっても、希望だけはなくしてはいけません。
本当に怖いのは、お金より希望を失うことです。
希望は、お金より大切です。
希望を失い「生きていても無駄」「死にたい」という気持ちになれば、お金はあっても、生きられません。
自分から死を選ぶことになるでしょう。
人は、お金ではなく、希望を失ったとき、死んでしまうのです。
私たちは「お金、お金」と言って拝金主義に走りがちです。
実際は、お金より希望のほうが、はるかに大切です。
どんな状況でも、希望だけは持つことです。
希望さえあれば、再起のチャンスがあります。
人と会って話をして、笑うこともできます。
散歩をして、自然を楽しむこともできるでしょう。
お金より、希望を大切にしてください。