病気を憎むのはよくありません。
もちろん憎みたくなる気持ちはあるでしょう。
痛みや苦しみがあると「こんな病気が憎い」「この病気のせいで、人生がめちゃくちゃになった」と思って当然です。
しかし、よく考えてみてください。
病気を憎んだところで、いいことは1つもないのです。
むしろ、悪いことがさらに増えます。
痛みを憎むと、そこに注意が向くため、苦しみが余計に強く感じられるでしょう。
しかも憎めば憎むほど、回復まで遅くなります。
マイナスの感情が免疫力を低下させ、病気の回復を妨げるのです。
病気に立ち向かう、正しい姿勢とは何でしょうか。
本当の闘病とは、回復する自分を想像することです。
日に日に痛みや苦しみが消えて、元気になっていく自分を想像します。
その結果、普通に生活が送れるようになり、仕事や趣味を通して、人生を満喫している自分も想像しましょう。
苦しみや痛みがあって考えにくいかもしれませんが、まず回復する自分を想像することが大切です。
回復する自分を想像するのは、ポジティブ思考です。
医学的にポジティブ思考は、体の免疫機能が向上することが証明されています。
回復する自分を想像していると「ナチュラルキラー細胞」が活性化されて、体の免疫機能が向上します。
その結果、痛みや苦しみが和らいだり、回復が早くなったりすることがあります。
しばらく動けないなら「人生の夏休み」と思うことです。
病気によって不便ができれば、不便を楽しむと考えることです。
本当の闘病とは、ネガティブに憎むことではなく、ポジティブに戦うことです。