正義とは何でしょうか。
これは少し難しい問題です。
それぞれの辞書によって記載内容が若干異なりますが、要約すると、おおむね以下のとおりです。
「社会全体の幸福を実現すること」です。
世界では「正義のために戦う」という大義名分で、暴力や破壊行為を見かけることがあります。
時には、殺人を犯す場合もあるようです。
しかし、いくら正義とはいえ、暴力・破壊・殺人は違います。
暴力・破壊・殺人をする時点で、社会の秩序を乱し、幸福を奪っているからです。
正義のために暴力・破壊・殺人を犯すなら、利己主義が横行して、世界中が戦争になるでしょう。
自分のことしか考えない状態は「社会全体の幸福を実現する」という正義とは、反するのです。
本当の正義とは、何でしょうか。
本当の正義とは、暴力・破壊・殺人を避けながら、社会全体の幸福を実現することを言います。
話し合いをしたり、尊重し合ったり、助け合ったり、分け与えたりです。
完全にお互いの利害が一致すればいいのですが、現実としては難しいでしょう。
そこで必要なのが、妥協です。
多くの意見をまとめた結果、自分が損をすることになるかもしれません。
しかし、結果として、社会全体の幸福が実現するなら、正義です。
自分の損が誰かの得になっても、全体として平等と幸福が実現するなら、正しい意義があると言えるでしょう。
これが、本当の正義なのです。