絵を描くときにはコツがあります。
まず輪郭から描くことです。
「どちらから先でも、結果は同じだろう」と思いますが、実際にやってみると、大きな違いが出ます。
詳細から描くと、全体がアンバランスになります。
輪郭から描くと、バランスがよくなります。
なぜでしょうか。
詳細は、最初から一部をきれいに描けるメリットがあるのですが、狭い範囲しか見ていません。
どんなにきれいでも、全体がアンバランスでは、不自然に見えます。
輪郭から描くと、最初は大雑把なデメリットはありますが、広い範囲を見ています。
最初に大枠を決めてから詳細に取りかかるほうが、全体のバランスがよくなるため、自然で美しく仕上がるのです。
この流れは、仕事でも同じです。
いきなり細かいことをすると、時間もお金もかかります。
なにより、アンバランスになります。
まず輪郭から始めるほうがうまくいきます。
大枠であり、概要であり、骨組みです。
あなたがやっていることは、輪郭でしょうか。
詳細でしょうか。
最初から美しさを求め、詳細に走らないことです。
美しくなくてもいいから、最初にすべきは、輪郭です。
まず輪郭から始め、次に詳細に進むことをおすすめします。
結果として、きれいでバランスのいい仕事が完成します。