お墓参りは、行かないより行ったほうがいい。
今の自分がいるのは、ご先祖様のおかげ。
せめてお墓にお供え物と祈りを捧げて、供養したいものです。
これは誰でも同じ考えでしょう。
しかし、事情があって、お墓参りに行けないときもあるはずです。
ご先祖様も、あなたが忙しいのは理解しているでしょう。
仕方ない状況なのですから、あまり自分を責めないことです。
お墓参りに行けないことで自分を責めると、ご先祖様はかえって心配します。
では、何もしないかというと、そうではありません。
そんなときは、せめて心の中で祈りましょう。
お墓のある方向に向かって、目をつぶり、頭を下げ、静かに祈りを捧げます。
正式なお墓参りではありませんが、何もしないよりはよい行いです。
ご先祖様の身になってみましょう。
お墓参りの本質とは、ご先祖様の霊に供え物をして、冥福を祈ること。
ご先祖様に感謝を伝え、これからも頑張る決意を伝えること。
それは、お墓にある場所へ行かなくてもできます。
供え物はできませんが、あなたの心のこもった祈りがあれば、代わりになります。
その代わり、次にお墓参りに行くときは、いつもの2倍の気合を入れておくといいでしょう。
お供え物も少し多めにしておくと、ちょうどよいバランスになるでしょう。