恥は、小さいときほど、よく感じます。
小さな失敗は、恥ずかしいです。
わずかな視線が、とげのように突き刺さります。
「どうしたんだろう」と思われるのが、一番心苦しいです。
小さい恥だからこそ、笑われ、恥ずかしいのです。
恥をなくしたければ、量を増やしましょう。
恥を、大量にかくのです。
恥のシャワーです。
バスルームでシャワーを浴びるかのように、頭から大量の恥を浴びてみましょう。
すると、不思議です。
勢いよく恥のシャワーを浴びると、逆に恥ずかしさが小さくなります。
むしろ気持ちよく感じます。
視線がある一線を越えると「軽蔑の目」ではなく「注目の目」になります。
「どうしたんだろう」から「面白いことをやっているな」へと変わります。
注目されると、気持ちいいです。
人気者と同じ感覚です。
体に突き刺さる視線が、体のツボを刺激しているかのようです。
体の内側から気力が吹き上げ、元気になります。
恥が恥ずかしいと思っているうちは、まだ量が足りません。
もっと大量の恥を、かきにいきましょう。
一線を越えたとき、恥は快感へと変わるのです。