日本の硬貨「10円玉」には、消臭効果があるのをご存じですか。
10円玉のおよそ95パーセントは、銅でできています。
10円玉に含まれている銅には、イオンの力によって、においを発散させる効果があります。
脱ぎ終わった靴の中に、10円玉を3枚ほど入れておくと、靴の中のにおいが取れやすくなるのです。
有名な方法ですから、すでに知っている人もいるのではないでしょうか。
多くの書籍や情報サイトなどで、この方法を見かけます。
しかし、何か違和感がありませんか。
少なくとも私は、このやり方をおすすめしません。
「お金を靴の中に入れる」という行為そのものです。
お金を汚れた靴の中に入れるのは、よい扱い方とは言えません。
お金を粗末にしています。
そうした使い方を、お金は望んでいません。
かえって、お金に恨まれ、貧乏になるのではないか、と不安になります。
お金は、人の手に渡るものです。
靴の中に入れて汚れたお金を、再び財布に入れたり、ほかの人が触れたりするのは、衛生的にもよくありません。
10円玉に消臭効果があるとはいえ、靴の中には入れるのはマナー違反です。
基本的なお金の扱い方です。